漫画の紹介です。
ハルミチヒロ 「ベルベット・キス」 1~4巻(完)
感想
まず作画やキャラクターデザインに関しては100点満点です。男性キャラの顔の違いがわかりにくいとそれだけです。綺麗で魅力のあるキャラクターを表現しています。そして質感など、リアルで繊細なタッチで描かれています。少しトーンが多く、少女漫画を連想させるコマ割などになっております。それほど気にならないとは思いますが。。。(´・ω・`)
肝心のストーリーに関しては、ざっくり言ってしまうと、
莫大な借金を抱えた普通のサラリーマンがお金持ちのお嬢様に連れまわされるお話です。
お手軽なラブコメでもないし、成人漫画でもない、形容しにくい説明しにくい漫画です。
性に対する価値観や、プライド、など、さまざまな観点から評価できます。
1巻を読んだら次が読みたくなるそんな漫画であります。なぜかというと起承転結も完璧であり、物語もちゃんと解決します。成人コミックとしての目的なのでしたら期待に添えないでしょう。性の描写に関してもストーリーのために組み込まれて意味合いのある展開になるからです。
そして話の速度はゆっくりでもなく早くもなく、充分なペースといえるでしょう。
ただ季節や日時の描写がなく時間がどのくらいたっているのかあんまり伝わりにくくなっているのが非常に残念なポイントでもあります。
表紙からわかるとおり、ヒロインの心情変化が深く読み取られ、友達や、仕事、家族、彼女に関わるいろいろな事情がどんな方向へ進むのか、そしてそのムードや雰囲気も楽しむことができます。
色々と下手褒めでしたが、隠れた名作だと私は思っておりますw
是非いろんな人によんでもらいたい作品でもあります。
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